library

ある乙女の死

松籟社版シュティフター作品集第三巻所収。 病気で二十歳で逝った娘を嘆く母のところに天使が訪れる。 静かな掌編。 今朝は4時過ぎに目が覚める。 朝から暑い日。 木陰で軽く体操をする。 蝉の声はするけれど、嘗ての喧しいようなものではない。 淋しく思う…

ゼンツェの接吻

松籟社版シュティフター作品集第三巻所収。 これは凄まじいヲタ小説。 最近、シュティフターのヲタ度の高さに驚くことが多いが、この小説も相当なものだった。 大体、許嫁的な関係が出てくるところからして雰囲気が怪しい。 更に、美少女の方から接吻をして…

晩夏

このところ、ずっとシュティフターの作品を読みながら過ごしている。 会議にも、持ち込んで読んでいようかと思うほどだ。 今の仕事は、大切なものを見失わないようにすることではないかと思っている。 私は、しかし、見失いがちなのだ。 一瞬、一瞬、気をつ…

シュティフター「森の小道・二人の姉妹」岩波文庫

ヲタ小説。 「馬鹿」という言葉がよく出てくるところが面白い。 主要登場人物は、みな「馬鹿」(どころか大馬鹿者)ということになっているが、今の言葉で言えば「ヲタ」というべきかも知れない。 しかし、登場人物がヲタという以上に、筋自体が美少女ゲーム…

運転再開見込み情報案内方法に関する教材開発

交通新聞2012年1月31日 鉄道総合技術研究所人間科学研究部人間工学研究室副主任研究員 山内香奈さんによる記事。この記事が面白いと思ったのは、本来の内容もさることながら、さまざまな情報の伝達は現場に任されている、ということを教えてくれた点。 確か…

ブリギッタ・森の泉

今日は、この本の中の「荒野の村」を読みました。 実によいお話。 最後の言葉になんと慰められることか。 心清き人よ、時が来たら、安心して君を裁く神の前に出て、こう言い給え。 「主よ、わたくしは、あなたがゆだね給うた金額を、大切にするよりほかでき…

NHTCU

今日読了した本。 サイバークライムの中にNHTCUについての記述があったので、以前もらったNHTCUのボールペンの写真をアップします。サイバークライム サイバー・クライム作者: ジョセフ・メン,福森大喜,浅川佳秀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/13メ…

インドへの道

今日は、ふと積んであった「インドへの道」という映画を見ました。 まあ、ハッピーエンドというべきでしょうか。 163分の映画ですが、飽きずに見ることができました。 イギリス英語が分かりやすく、気持ちが良かった。 最後の場面でこれからの女性がどんな風…

良君の四季

2012年お正月に整理をしていたとき、ふと読み返した本。 素直なお話たち。 私の一部になっているのだろうか。 これらのお話に出てくるお父さんも、想定からすると40代半ばか。 再婚相手の人など30代半ばというところだろう。 しかし、すっかりおばさんとして…

Experience the Divine

ずっと探していたCDを、整理の途中でふと見つける。 CDのケースだけはあったのだが、CD自体が見つからずにいた。 見つかったCDをかけてみる。 今日は久しぶりに暖かい日。 風が少しだけ夏の香り。 風鈴を出し、窓に掛ける。 きれいな小さな音を奏でてくれる…

プークが丘の妖精パック

楽しく読みました。 プークが丘の妖精パック (光文社古典新訳文庫)作者: キプリング,金原瑞人,三辺律子出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/01/11メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (17件) を見る

masahiro万年筆サイトの更新

私の愛用するmasahiro万年筆のサイトとブログが更新されました。 ネットからも購入申し込みができるようになったようですね。 それぞれの製品の在庫状況も一目で分かります。 私のダイレクト方式赤マーブルエボナイト15mmはインクフローやや多めで、書いてい…

Memory Detection

先日の国際犯罪学会でパネルセッションを拝見したのですが、その発表者の方からいただいた本。 大変興味深く読み進んでいます。Memory DetectionMemory Detection: Theory and Application of the Concealed Information Test作者: Bruno Verschuere,Gershon…

Rewrite

いろいろなお話を聞いていたのですが、やってみると、しみじみするものがありました。 実に多くの方が、労力をかけ、また努力してしっかりと一つの作品に仕上げたものと思います。 素晴らしい。しかし、はっきり言わせてもらえば、今一つ。 むしろ、あれだけ…

ISC三日目

今日の午前中は臨床犯罪学のプレナリ-セッション。 大変面白かったので、午後もその関係のセッションに出ました。 そういえば、エランベルジェがモントリオール大學で犯罪学の教授になった際の就任公演(1965)で、モントリオールで開催された第5回国際犯罪…

ドン・キホーテ

昨日は兵庫県芸術文化センターで、ABTのドン・キホーテを見てきました。 会場の盛り上がりが素晴らしくてびっくりしました。 ホセ・カレーニョはよかった。 ABTを今年で引退するのでしょうか。しみじみします。バジル : ホセ・カレーニョ キトリ : パロマ・…

ロシアに届かなかった手紙

風光書房から通信販売で購入しました。 懐かしい司修さんの装丁。 とても美しい。 同封の納品書に 「江古田から駿河台に越して12年になります。」 とありました。 風光書房 http://d.hatena.ne.jp/pakira_s/20050122 日本の古本屋 http://www.kosho.or.jp/se…

Rewrite

やっと値段が落ち着いてきたので、つい、買ってしまいました。 初回限定版はでかくてびっくり。 携帯ストラップまで入ってる。 膨大な時間がかかるらしいので、少々びびっております。 一日10分以内!>自分 このゲームへのAmazonでのコメント群はとても面白…

星にいく汽車

昨日、ROCCAでご飯を食べながら久しぶりに完読? 集英社漫画文庫の一冊で、 星にいく汽車 夏子の一日 3月になれば 男性失格 きゃべつちょうちょ が収められていた。 どれも本当に懐かしい。 「星にいく汽車」の表紙は、高校生の頃、トレーシングペーパでな…

蝉の声

昨晩から今朝にかけて涼しい。 昨晩も窓を開けて風を感じながら、本を読んでいた。 今朝は蝉の声で目覚める。 蝉の声をしみじみと聞いたのは、今年初めてだ。 読んだのは「困ってるひと」という本。 やはり私も仕事に邁進しないといけないと思いました。 ク…

ハウルの動く城&アブダラの空飛ぶ絨毯

宮崎駿さんのアニメの原作ということで、読んでみました。 アニメとは別次元で、比べるようなものではないと思いました。また、アニメの理解の際、参考にしない方がよいのではないかと思いました。 とは言え、さまざまな見方があると思いますし、Amazonのア…

事件の核心

グレアム・グリーン「事件の核心」を読了。 この余韻が特に懐かしい。これがグリーンの最高傑作とも云われているが、他のものも好きなのだ。 特にグレアム・グリーンのような場合には余計そうかもしれない。 それにしても良く書かれており、誰か一人を罪人に…

もう一つ愛されること

老人をストレスから防御する、との脈絡において、中井久夫「つながり」の精神病理208ページに次のような記述がある。 ・・・・激変のときに老人を守るのはまず自尊心であり、これをどう保つかには、老人の人格を崩れさせないという根本的な重要さがある。も…

1995年1月・神戸―「阪神大震災」下の精神科医たち

東京で震災に関する仕事をしながら読んだ本。 静かに勇気づけられた。 今、改めて読み返してみると中井先生のC3I的働きに驚かされるが、東大分院精神科の長であったということを読み頷いたことだった。あの大変な時代にそのような職にあったとは。 1995年1月…

世に棲む患者

久しぶりに中井先生自身の本を読みました。 示唆に富み、読んでいると素直に生きていくことができそうに思えます。 世に棲む患者 中井久夫コレクション 1巻 (全4巻) (ちくま学芸文庫)作者: 中井久夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/03/09メディア: …

物語の多義性

先日、ある人が、竹内まりあさんの「駅」という曲が好きだ、と話していた。 私は知らなかったので、ネットで検索してみる。 YouTubeで聞いてみると、懐かしい感じのよい曲だった。 そのコメントを見ると、歌詞の解釈が二様あり、それぞれに思いを書いたコメ…

関西小説

森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」という本を読みました。 私が嘗て住んでいた京都、しかも書き出しは私の仕事場のあった先斗町、木屋町で参りました。 それにしても、シャツインで、メガネという男性主人公には思い切り感情移入できますね。 東京でも…

きょうの猫村さん

猫村.jp http://www.nekomura.jp/

告白

(これは、実は2011年7月24日用なのですが、こちらに移動しておきます。) 実は、告白すると、Rewriteと共に「おたく☆まっしぐら」も買ってしまった。 しかも、こちらは18禁(18禁にしなくてもいいのにな〜、買いにくくて困る。微妙なドキドキ感のみのために…

おたくの品格

おたく☆まっしぐらを終了(2011年7月31日)。田中ロミオはやはり強烈な倫理感を持っている。 倫理感を持っているから悪いことをしない、というのではないが、本質的な倫理感があれば物事の判断を本質的には誤らない。これは、即ち人間を見ると言うことであり…