エイプリルフール

被災地近くでもあり商品調達にも苦労していた青森県のお店から、
「今までありがとう・・・○○商店は生まれ変わりました!」
という題名のメールが来ました。
今回の震災の後、何かあってそのような状況になったのだろうか、とメールを開いてみると、エイプリルフールでした。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/cameashi/?scid=rm_206077
(既に通常のページに戻っています、というか特設ページではなくて本当に全部入れ替えていたのか。。。)


GoogleGmail Motion Betaというのも興味深いですが、日本の某ゲームなどを見ていると、現実であってもおかしくないように思います。


今は、一つ一つの行動について、震災に照らして意味が問われている時だと思います。
このような時に、エイプリルフールで笑いをとるようなことが憚られるような雰囲気もあるかと思います。
ただ、震災によって多くの人が共通に認識するようになった悲惨は、その一つ一つを見ると世の中の様々なところにこれまでも存在していたのだと思います。
それをはっきりと認識することになった今回の状況は、新たな絆が世の中に生まれる機会となっているように思います。
この災害を機に、これからもずっと、このような悲惨について考えることが日常になるのかもしれないと思っています。


そのような観点からすると、エイプリルフールも、またいわゆるお笑いのようなものにしても、この機にその意味を考えることになっているかと思います。
笑いの中には、人やよき自分を傷つけて笑いをとるようなものも多いように思います。
そのような卑しい笑いではなく(そのようなものであれば被災者の人はもちろん、多くのつらい境遇にいる人々を傷つけることにもなるかと思います。)、日常において気付かぬうちにできている思考の枠や限界を取り払い、自由に発想や空想を広げ、それを伝えることで人を微笑ませる。或いは、心の奥深くにあり、気付かずにいたことを教えてくれる。
そのような笑いは、新たな視点から世界を見るきっかけになるかもしれませんし、良きもの、よき絆を作り出すのかもしれません。