二宮にて

晩は六花へ。
着いたのは午後8時過ぎだったが、実は今日は貸切りであったとのこと。
私はブログをピェンローのところまでしか見ていなかった為、知らずに行ってしまいました。
ただ、8時半からの会合とのことで、入れて貰い、食事をして帰りました。
貸し切りの皆さんは10人程度で、私が帰る時までには7,8人くらいの集まり具合でした。
また、仲の良いグループらしく、間を置いて据えられていたテーブルをくっつけてお話ししていたので、端の方にあるカウンターの、そのまた端に坐っている私はあまりご迷惑にはならなかったかも、と安堵しています。
若い、気持ちのよい皆さんで、ROCCAのお客さんはよい方が多いですね(私は別として?)。


私の後にも一人、女性のお客さんが見えたのですが、その方は、貸し切りとか、そうしたことには余り意を用いなそうな感じの人で、カウンターの、私とは反対側の端に座って、まず日本酒を頼むという、なかなか女性には珍しい方でした。
聞けば花隈にお住まいで、最近吉宗さんのところ(Pen and Message)で万年筆を買われたとのこと。


「どんな万年筆ですか」と聞くと、
「絵が描いてあります」
「どちらのメーカーの万年筆ですか」
「???・・・・一番大きなショーケースの下の方にあったものでした。書いてみて、書き易かったので。」
蒔絵の万年筆などそれなりのお値段のするものなのに、なかなか大らかな感じでいいですね。


吉宗さんのところに行かれたきっかけも、ご友人から「珈琲も飲めるいいお店が近くにある」(万年筆も売っているいい珈琲店がある、という感じだったかな)と教えられたから、とのこと。
こんな感じで万年筆を使う方が増えるのはとてもうれしいことと思います。
万年筆店でコーヒーを淹れてくれる、という、2つの異なる、しかし親和性のある世界を融合させるということは意義のあることなのだな、と改めて思いました。