絶望の判決

被害者の心中を思うに、誠に痛ましい。
正に男性視点の、絶望的とも言える判決だろう。
被害者のプライバシーを暴き立てた挙げ句がこれか。
これでは強姦被害者は泣き寝入りをせよと言っているようなものだ。
衆人の中で声を出せない恐怖、監禁されて例え鍵がかかっていなくても逃げ出せない恐怖、忌まわしいものを捨ててしまいたい思い、こうしたものへの無理解に恐怖を覚える。
一体、最高裁はどうしてしまったのか。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110725-OYT1T00959.htm

強姦罪で最高裁が逆転無罪…1、2審で実刑

 千葉市内で2006年、当時18歳の女性を乱暴したとして強姦(ごうかん)罪に問われた男性被告(53)の上告審判決が25日、最高裁第2小法廷であった。

 千葉勝美裁判長は「被害者の供述には不自然な点があり、被告が乱暴したと断定するには合理的な疑いが残る」と述べ、懲役4年とした1、2審判決を破棄し、無罪を言い渡した。無罪が確定する。最高裁が2審の事実認定を覆し、逆転無罪を言い渡すのは異例。

 判決は、裁判官4人のうち、3人の多数意見。古田佑紀裁判官は「供述は不自然とは言えない」とする反対意見を述べた。

 同小法廷は判決で、被害者の供述のほかに、犯行を裏付ける客観的な証拠がないため、「被害者の供述の信用性を特に慎重に判断する必要がある」と指摘。〈1〉被害者は助けを求められる状況だったのに、積極的に求めなかった〈2〉被害者に乱暴された形跡がない――ことなどから、「被告に殺すと脅され、逃げられなかった」とする被害者の供述は不自然だとし、「犯罪の証明が不十分」と結論付けた。
(2011年7月25日19時24分 読売新聞)