タクシーでの忘れ物

今日はタクシーの中に、手袋を片方置き忘れてしまいました。
降りて直ぐ気がついたので、オフィスから領収書に書いてあった電話番号に連絡したところ、
「折り返し連絡します。」
とのこと。
直ぐにドライバーの方から連絡があり、
「近くにいるので、降りたところの反対側にいてください。」
とのこと。
オフィスからそちらに移動して待っていると、直ぐに私の利用したタクシーがやってきて、私の目の前に止まる。
そして、窓を開け、窓越しに手袋を渡してくれる。
この間のトータルの所要時間は10分以下と思う。
或る意味では大変便利な時代になった、ということか。

かつて、電車の中に大切な帽子を置き忘れてしまい、随分何度も問い合わせたのだが、そのまま出てこなかった。
やはり、個人的な空間であるタクシーと、多くの方が利用する鉄道では大きな違いもある。
こうした、謂わば異常時といえる状態への対応というのは、かなり組織や対応する人の特質が出るものなのかも知れない。