Excelをはじめとするマイクロソフトオフィスのソフトウェアでは、貼り付けオプションボタンというのが範囲選択してコピーモードに入ると表示される。
私の場合、「のどか」でダイヤモンドカーソルにしているので、cntrl-xでdownになるようにしている。ところが、この貼り付けオプションボタンが表示されると、cntrl-xではボタンの内容が表示されるようになってしまう。
オプションで、貼り付けオプションボタンを表示させないようにしたのだが、まだ変なボタンが表示される。
調べてみると、クイック分析ボタンというもの。
これについては、
[Excelのオプション]
-[基本設定]
-[ユーザーインターフェースのオプション]
-[選択時にクイック分析オプションを表示する]チェックボックスをOffにする
で表示されないようになる。下記にありました。
Excel 2013でクイック分析ボタンを表示させたくない:Office 2013(オフィス2013)の使い方
この2つのボタンには長年悩まされてきたので、今回、消すことができて大変うれしく思っている。
それにしても、コピーコマンドでクイック分析ボタンが表示されてくる、という発想はなかったのでなかなか気づかず苦労してしまった。クイック分析ボタンは、複数セル選択時に表示され、コピーモードに入った段階で消えるのが本来の動きではないかと思うのだが。
また、保存するときに
「図が大きすぎます。入りきらない部分は切り捨てられます。」
という意味不明のメッセージが出ることがある。
少なくともExcelの中に図など入れた覚えはない。
これについては、上記のコピー系コマンドの問題と同じく、オプションの
「詳細設定」「切り取り、コピー、貼り付け」の中に
「挿入したオブジェクトをセルと共に切り取り、コピー、並べ替えを行う」
という項があり、これのチェックを外すことででなくなる、とのコメントをweb上で見つける。とはいえ、原因が知りたいところだ。こんなメッセージは他のソフトウェアでは見たことがないので、マイクロソフトが内部構造についての知見を活かして組み込んだ機能がうまく動いていない、ということだろうか。いずれにしろ、図がないのにこんなメッセージが出るのはバグとしか言いようがない。しかも、長い間改善せずに放置されているようだ。下記の記事には、上記のオプションを外した場合、かなり問題が生ずることも指摘してくれている。
qiita.comマイクロソフトも大変なのかもしれないが、こうしたバグは表面に現れる以上に、何か機能面で悪影響を及ぼしている感じがしているので、対応して欲しいところだ。