【追記】19/ 5/ 6 18:42 Firefox 66.0.4がリリースされたので、それにアップデートすることで下記の問題が解消できる。
Firefox 66.0.4, See All New Features, Updates and Fixes
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Firefox について、2019年5月4日に発生した、一斉にアドオンが無効になり再インストールもできなくなる問題に対応した記録など。
現在は私のところではこの問題は解消しているが、対応方法は下記の通り。
1 下記から、右クリック->名前を付けてリンク先を保存 でバグフィックスファイルをダウンロードする。
2 ダウンロードしたファイルをFirefoxで開き、インストールする。
3 しばらく待つ(5-10分くらい?)
以上になる。
上記のバグフィックスファイルのリンク自体は、下記のページの Samuel Vuorela さんの発言から知ることができた。
Update Regarding Add-ons in Firefox | Mozilla Add-ons Blog
ただ、直接クリックしても、Firefox上では
「このサイトからのaddonはインストールできません」
と表示されるので、上記のようにいったんローカルに保存してからインストールすることになる。
下記には、Studies を利用してアップデートをしてくれるとある。
日本語では、
「Firefoxに調査の実行とインストールを許可する」
というオプションを有効にしておくことに相当する。
私の場合、2019年5月5日朝の時点で、このオプションの隣にある
「Firefox の調査を確認する」
というボタンを押すと(about:studiesでも同様)、次が表示された。
app.update.lastUpdateTime.xpi-signature-verification
の値を 1556945257
に設定します。つまり、Mozilla によるパッチ当ては済んでいる、ということかと思う。
しかし、残念ながら、この時点でアドオンの再インストールをしようとしても、昨日と状況は変わらずインストールできない状況だった。
その後に、冒頭に記載した方法を行ったところ、アドオンが使えるようになり、今回の騒動も一段落、という感じだ。
今回は、かつてのQuantumアップデートのことがあるので、アップデートのせいかと思い、バージョンダウンしたものをインストールしてみた。勿論効果がない上、デフォルト設定のためバックグラウンドでいつの間にかアップデートされていてバージョンダウンにすらなっていなかった。
私もFirefoxを使い続けることに疲れてきたが、それでも他のブラウザよりは自由かな、と思って使っている。また、改めて小さな(大きい、という意見もあるかもしれないが小さなミスで発生するという意味で「小さな」と書いておく)ミスが大きな影響を与えることを思う。
今回の件でMozillaを批判することは簡単だし、批判するべきところは批判するということかと思うが、私自身や私が関係する組織においてそのようなことがないか(というか常にあると認識するべきか)自分なりに誠実に考えていきたいと思う。
また、今回(というかいつものプロセスなのだろうか)、Mozillaはバグの認識から作業状況、その報告、コメント掲載まで全てオープンであったし、バグフィックスも1日未満と迅速だった。もちろん批判も多いが(とは言えそれは私も含め発生当初のものが多いが)、クローズドな形でやったときよりもユーザを関係者が体験を共有できたことで比較的スムーズに進んだのではないかと思う。
未だにFirefoxを使い続けているというのは、アドオンなども含め、他のブラウザに対していろいろな考えを持っている人々だと思う。そのようなコミュニティだからこそ、何とか当面の対応方法を見つけ、更には公式アナウンスされていないアップデート方法も見つけて対応しているのだろう。
ゲームの「おたくまっしぐら」への対応のような感じか。(銀時計とMozillaは大部違うのかも知れないが、本質的には同じであったのかも知れない。)