Kinesis advantage 関係のお話が溜まってきたので、まとめて書いてみます。
1 Kinesis Advantage2 Graphite の購入
腱鞘炎の防止というか回復に効果があることが分かったので、Kinesis Advantage2をもう一台、職場用に購入することにしました。
折角なので、一台目のKinesis Advantage2 LFとは違う機種にしようと思い、Kinesis 本家に出ていた、Kinesis Advantage2 Graphiteを購入することにしました。
日本の代理店であるエジクン技研さんに確認したところ、Kinesis 本家からでないと購入できないとのこと。
そこで、sales@kinesis .com に連絡して、graphiteを購入したい旨を連絡したところ、スムーズに手続を教えてくれ、購入することができた。
私が購入を申し込んだ9月の段階では、Kinesis 本家のサイトに写真とか値段とか出ていたのですが、今確認するとgraphiteの項目はなくなっていました。
kinesis-ergo.com
こちらに、graphiteを扱った動画もあります。
VIDEO www.youtube.com
お値段は、399ドルで、silverが389ドルですから、そんなに変わりませんね。日本への送料/手続料が93.2ドルになります。後は関税が若干。エジクン技研が良心的な価格で販売してくれていることが分かりますね(今回は直接でないと駄目だったので残念でしたが。)。
9月2日にsales@kinesis .comに連絡したのですが、手元には9月27日に着きました。諸々手続を考えると、このくらい時間がかかるのだろうな、と思います。
スイッチは茶軸一択です。 私の好みとしては、複数持つのであれば、赤軸/茶軸をそれぞれ購入するのが楽しいと思いますが、1台と言うことであれば、赤軸かな、と思います。雰囲気が慣れ親しんだHHKBに近い感じがするためです。
2 キースイッチを毀した話
さて、Kinesis Advantage2 Graphiteを購入して、当然ながらキーの入れ替えなどするわけですが、私は、windowsキー と他のキーの組み合わせを結構使うので、Deleteキーにwindowsキー 機能を割り当て、本来のwindowsキー にはコントロール キーの機能を割り当てています。
従って、先に購入したKinesis Advantage2では、本来のwindowsキー のキーキャップをコントロール キーのものに変更しています。
今回のgraphiteでも同様にやろうと思い、着いた当日にwindowsキー のキートップ を外したところ、キースイッチの上部も一緒に取れてしまいました。まあ、そういうこともあるか、と思って元に戻し、コントールキーのキーキャップを付けて押してみると反応しない。
下記の方と同じ症状と言うことでしょうか。
Kinesis Advantageのキースイッチが死亡したのでキースイッチを交換した - blog.jiikko.com
この件を、Kinesis の sales@kinesis .com の方に連絡したら、
「tech support の方に相談してみて」
と窓口を紹介してくれました。
そちらに連絡したところ、チケットを発行してくれ、少しやり取りをしたところ、
「あら、こわしちゃったのね。 それは保証外だけど、買ったばっかりで気の毒だから、 代わりの基盤を送ってあげるわ。」
と言ってもらい、送料の18ドルを支払ったところ、5日くらいで親指部分の基盤を送ってくれました。しかも、毀した右手用だけでなく、左手部分も。もちろん、こわした部分も含めて返送とかは不要です。
さて、取り付けというか交換ですが、
まずは、右手親指部分のキーキャップを外し、
次に、Kinesis Advantage2 graphiteの裏側のネジを外して裏蓋を開け、
右手親指部分の基盤を止めているネジを外し、
基盤に接続しているケーブルというかリボンを慎重に外し、
新しい基盤にリボンを接続し、
新しい基盤をネジで留め、
裏蓋を閉めて、ネジを締め、
キーキャップを付けて
動かしてみました。
作業時間は15分くらいではないかと思います。
無事に動き、上記の方のような大手術をしなくて済み、大変よかったと思っています。
ということで、Kinesis の皆さんには大変感謝しております。
graphiteは、グレイのホームポジション キーが格好よく、また茶軸も赤軸とは違ったやや厨二的な楽しさがあり、気に入っています。
3 キーキャップの交換
さて、元から持っているLFの方ですが、こちらについては、キートップ を無刻印に変更してみました。
と言うか、PBT のキーボードいいな、と思って探したところ、下記のサイトを発見。
keycap.sh
現在は価格も表示され、カートにも入れることができるようになっていますが、私が見つけたときは、在庫無しで、購入できない状態でした。
そこで、問い合わせ窓口に、メールで、
「これ欲しいんですけど。。。」
と連絡したところ、
「しばらくしたら発注分が来るので、また販売する予定。
買えるようになったら連絡しようか?」
と言ってくれたので、お願いする。
1週間ほどで、メールで連絡が来たので、サイトから購入。
ただ、このサイトのFAQでは
「海外発送はしていません」
とあったので、
「日本に住んでいるのだけど、発送OK?」
と聞いたところ、
「じゃ、明日郵便局に行って手続きしてくる」
と割と軽いノリでOK。
翌日メールが来て、
「郵便局行ったら、日本までの送料は17.5ドルだった。
本体込みで125ドルになるけど」
とのことなので、
「お願いしまーす」
と返したところ、すぐに送ってくれて、5日くらいで日本に到着。
到着の連絡をしたところ、
「おー、そんなに早く着くんだ」
と驚いたご様子。
USで買っても109.95ドルなので、余り変わらない感じでした。
下記の取り付け動画(公式)を見ても、使っている人が趣味で作ったものをお裾分けしてくれている感じ。
https://keycap.sh/install
販売サイトの、このコメントが厨二的でいいですね。
「The keys give the Kinesis Advantage a jet black look similar to sitting down at the console of a jet black stealth fighter jet」(ほんとの戦闘機コクピット は知らんけど、雰囲気は分かるよね?、と続きます。)
取り付けもすぐ終わったのですが、無刻印にしたら、もの凄くよい感じになってびっくり。
写真は載せずにすみませんが、この良さは写真では分からないのかも知れない、と思います。
正直、graphiteより、余程classyな感じ。
かなり気に入りました。
この「いい感じ」はPBTであることよりも、無刻印であることに起因すると思うので、
Kinesis 純正の無刻印でもかなりいい感じになるのではないかと思います。
というか純正だと、ファンクションキーも無刻印にできるのですが、
素晴らしくなるだろうな、と思う反面、使う場面でカオスになりそうな気がします。