2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

晩夏

このところ、ずっとシュティフターの作品を読みながら過ごしている。 会議にも、持ち込んで読んでいようかと思うほどだ。 今の仕事は、大切なものを見失わないようにすることではないかと思っている。 私は、しかし、見失いがちなのだ。 一瞬、一瞬、気をつ…

シュティフター「森の小道・二人の姉妹」岩波文庫

ヲタ小説。 「馬鹿」という言葉がよく出てくるところが面白い。 主要登場人物は、みな「馬鹿」(どころか大馬鹿者)ということになっているが、今の言葉で言えば「ヲタ」というべきかも知れない。 しかし、登場人物がヲタという以上に、筋自体が美少女ゲーム…

運転再開見込み情報案内方法に関する教材開発

交通新聞2012年1月31日 鉄道総合技術研究所人間科学研究部人間工学研究室副主任研究員 山内香奈さんによる記事。この記事が面白いと思ったのは、本来の内容もさることながら、さまざまな情報の伝達は現場に任されている、ということを教えてくれた点。 確か…

一人で飲むということ

Cross†Channelは、太一が一人で生きていくところで終わっている。 (そうでないかもしれないが、しかし太一の主観としては一人で生きていくところで終わっていると思う。) 彼は友人たちの思い出と共に一人で生きている。 思い出、というと遠いもののような…