Outlook Expressの亡霊

私はOutlook Expressは使っていないのですが、今日、PCを立ち上げたところ、
"空きディスク領域を増やすために、Outlook Express はメッセージを最適化することができます。この操作には数分かかることがあります。"
という不気味なメッセージが。
昨日は、MSのデスクトップサーチの対象に、何故かOutlook Expressが含まれていたので(勿論、自分でインデックス対象にしたものではない)、外しておいた。
念のため、「Windowsコンポーネントの追加と削除」で確認してみたが、Outlook Expressは外れている。
Program Files にも Outlook Express はない。
こういう状態であるのに、一度も使ったこともなく、わざわざアンインストールまでしているOutlook Expressが何故出てくるのか、誠に不気味だ。
何かのマルウェアOutlook Expressを利用してデータの抜き出しでもしているのだろうか。
下記のMSのサポートページに、また不気味なことが書いてある。


http://support.microsoft.com/kb/971708/ja

Microsoft Outlook Express はユーザーによる Outlook の起動回数が 100 回を超えると最適化を促すため、以下のメッセージを表示します。しかし、Windows デスクトップ サーチ をインストールしている場合、100 回に満たない頻度でこのメッセージが表示されることがあります。
原因
Windows デスクトップ サーチでは Outlook Express のメールがインデックスの対象となっている場合、各メールのタイトルや本文などに対してインデックスの作成を行います。各メールの内容のインデックスを作成するためには、メールの中身をインデックス作成可能な形で参照する必要がありますが、Outlook Express はメール アイテムを .dbx というファイルで一括で管理します。Windows デスクトップ サーチは、この .dbx ファイルの中身を参照し、インデックスの作成を行うために Outlook Express をバックグラウンドで自動的に起動します。このためユーザーによる Outlook の起動が 100 回に満たない場合でもメッセージが表示されます。

私の場合、デスクトップサーチの対象から外した後に起動したところ、メッセージが表示された。
不気味すぎて言葉もない。
それこそ、デスクトップサーチで、*.dbxを検索してみたが、一件も発見されない。
ただ、別途調べてみると、実は存在していたことが分かった。
C:\Documents and Settings\ユーザ名\Local Settings\Application Data\Identities\{文字列-文字列}\Microsoft\Outlook Express\受信トレイ.dbx


これもまたMSデスクトップサーチの信頼性に疑問を感じさせるものだ。
ちなみに、MSデスクトップサーチの詳細設定で、検索対象拡張子にdbxを加えてみたところ、選択できるインデックス対象に「Outlook Express」が加わった。
それに、そんなに何回も勝手にOutlook Expressが起動されていたのかと思うとぞっとする。
というか、他のアプリケ=ションも起動されていた訳で、恐ろしいことではある。
私の使っているOSはXPだが、Vista以降はメーラが分離されたと言うことで、これはwindows7にMSが移行させようという親心でやっていることだろうか。


Outlook Express削除方法(公式)
http://www.c.csce.kyushu-u.ac.jp/kb/wiki/index.php?%A5%BD%A5%D5%A5%C8%A5%A6%A5%A8%A5%A2%2FOutlook%20Express%2F%BA%EF%BD%FC%CA%FD%CB%A1


といろいろ失礼なことを書いている訳だけれど、思い当たることが一つ。
これは、昨日、なぜかアカウントが妙な立ち上がり方をし、そのために一種初期化されたような状態になった。
そのため、ブラウザやメーラも初期状態になってしまった。
この時に、Outlook Expressのアイコンも出てきたので、この時にファイルが作られたのかも知れない。
アカウントの妙な立ち上がり方というのも、とっても厭であったのだが、そこからは何とか回復した。
この話はまた別の機会に書きたいと思います。