ISC三日目

今日の午前中は臨床犯罪学のプレナリ-セッション。
大変面白かったので、午後もその関係のセッションに出ました。
そういえば、エランベルジェがモントリオール大學で犯罪学の教授になった際の就任公演(1965)で、モントリオールで開催された第5回国際犯罪学会について言及している。
今回は、第16回大会。1500名の多くの参加者を得て開催できたことは本当に嬉しく思います。


犯罪学の過去と現在 モンレアル大學犯罪学教授就任公演
エランベルジェ著作集3所収

エランベルジェ著作集〈3〉精神医学・犯罪学・被害者学―西欧と非西欧

エランベルジェ著作集〈3〉精神医学・犯罪学・被害者学―西欧と非西欧

同じ書物に収められている「犯罪者と被害者との心理学的関連」も興味深い。
末尾に
「犯罪予防のためには、犯罪学者なり警察関係者による広報は「公衆教育」にはまったく役立っていないことを知っておくべきである。悪はもっと深い。」
とあるが、そうであるとすれば刑法学者はじめその他の者はどうであろうか。有害になる危険性もあるのかもしれない。ということかもしれない。心したい。


影山先生ともお話しさせていただきました。
犯罪精神医学研究―「犯罪精神病理学」の構築をめざして

犯罪精神医学研究―「犯罪精神病理学」の構築をめざして