久しぶりに、はてなを書く

久しぶりにはてなを書く。
これまでしばらくは自分のサイトでブログを書いていたが、それもさまざまなことに追われて書かずに過ごしていた。
これからは、できることなら毎日書いていきたいけれど、この日記であり、手紙である文章は、大切な人に向けたものであると同時に、そのことを多くの人と共にしているものでもある。
自分だけのためでなく、静かに書き、読むことのできるような手紙にしたいと思う。
そのためには、毎日を、かつて書いたように、おとぎ話のように生きたいと思う。それは、最後に、「ずっと幸せに暮らしました」といった言葉で終わるような意味のおとぎ話ではないのだろうと思う。むしろ、私の日々はこれまでの贖罪と、些かでも世に貢献できれば幸いというものだと思っている。ドストエフスキー罪と罰がおとぎ話であるような、そのような意味でのおとぎ話ということだろうか。

その日その日を大切に生き、それを記録していくことは大切だけれど、今日は、屋上に上ったことが書くべくことかもしれない。
そして、屋上のことを書こうとして、私は今の住まいのことをこの手紙には書いていなかったことを思い出す。
今日は、今の住まいについて、これからの手紙を書く机とその前の窓から見える景色について書こうと思う。そして、手紙として書いていこうと思う。

私は今はお寺の境内に建っているアパートに住んでいます。
こちらに越してから、もう3年になるでしょうか。
このアパートは、所謂マンションと言えないこともないのですが、建った時期も含めて、同潤会アパートとか、大塚女子アパートといった言い方に僭越ながら倣えば、アパートといった方がしっくりする建物です。引越の時、きちんと住所を伝えたのに、引っ越し屋さんが、隣のいかにもマンションという建物の方にトラックを着けていたのが面白かった。
確かに古く、外見は、塗り替えて綺麗にはなっているけれど、今風とは言えない様子。でも、昔に丁寧に建てられたもののようで、リフォームの事業者の方も、しっかりしていることに驚いていました。おそらくマンションのようなものはあまりない頃に建てられたからかもしれませんが、ほとんど真南に全戸が向いており、特に私の部屋は南東の角なので、三方から風と日差しが入り、しかも窓が大きいので、デスクに向かっていると戸外にいるような気分になります。窓の外には大きな木々があるので、小鳥もたくさん来て、可愛い声を聞かせてくれています。
広くはないので、余り本をたくさん置くことができないのが残念ですが、机で書き物をしたり、PCに向かうには、とても気持ちがよい環境です。
かつて住んでいた米国の西海岸のような爽やかさではないけれど、日本の四季をここで過ごしながら、日々を書いていきたいと思います。