夏らしい天気が続いています。 少年の頃の夏は長かった。 毎年海辺の母の実家に行き、蝉時雨の中で、一人で本をたくさん読み、泳ぎ、裏山に登り、お寺にある古い本で勉強した。祖母以外の誰にも会わなくても平気だった。 そんな夏をまた過ごしたいとも思う。
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