この頃、My Foolish Heartを、仕事中も含めていつも口ずさんでいるらしい。
自分ではあまり気が付かないのだが、
「どうしていつもそんなに機嫌よさそうなんですか」
と聞かれて、ああ、ハミングをしているせいでそんな風にみえるのかな、と思った。
My Foolish Heartは、私の想いの側にいてくれる、というだけか。
今日は、長い間読んでいたBill Evansの伝記の"How My Heart Sings"を読み終えた。
当然ながら彼の死で終わるが、最後まで演奏を続け、倒れた様子を淡々と書いている。
最後の時期の演奏には、エネスコの影響が濃い、とあって不思議な気持ちになる。
エネスコ演奏のバッハ バイオリンパルティータ・ソナタは私の愛聴盤だ。
私の誕生日の日に、彼の死を読む。
彼の優しさを受け継ぎたいものだと思う。
