夢の話。
私は、雪で覆われた景色の中を車で走っている。山に続く道だ。一面の白い世界で、出会う動物たちも、みな真っ白な者たちばかりだ。白い熊、白い獅子、白い鹿、白い象。しかも、それらの動物はみな大きい。
そして、白い存在であることがとても自然に感じられる。
そして、私は白い大きな人間を見る。彼は、ごく僅かな布片しか纏っておらず、頭は大きく長方形で、しかもやはりここでは自然な存在だった。
私も、自然にその姿を見ながら四駆で通り過ぎたのだが、その後、不思議さがこみ上げてきた。その不思議さのあまりの大きさに、私は目が覚めてしまった。


パルコ出版の『ザ・ブック・オブ・カラーズ』の「ホワイト」を思い出した。
そして、その本を読んだ頃を思い出した。