この恋をあきらめる前に

とみたゆう子さんの、いまのところ、最後のアルバム。
特に切ないのは、富田裕子さんが作詞作曲している「きっと、もっと愛してる。」
なぜこんな曲が作れるのだろう。
富田裕子さんも、今はご結婚されて幸せに暮らしていると思う。
お子さんもいらっしゃると聞いた。
ずっと幸せでいてほしい。
(2007年3月25日記)


私の上司に当たる女性の方のお話。もう役員クラスで60歳を越えている方。
「私は、ある意味で女性がこの社会で一定のポストを得ていく時代に、その最先端にいて、注目されていた。だからお化粧もしない生活をしてきた。でも、女って、口紅だけはつけたい、って思うときがある。
私の母が大連から引き上げてくるとき、口紅だけは持ってきた、と話していて、本当にそういう気持ちが分かる。」


なんでこんな話をここに書いているのか、といえば、「きっと、もっと愛している」の中に、こんな歌詞があるから。

今夜 私が
何色の口紅をさっきまでしてたか
ふと 聞いてみたくなる


もっと 見つめて
もっと そばに来て
最後の夜だから

この恋をあきらめる前に…

この恋をあきらめる前に…

(2007年10月20日記)