マタギの宿

pakira_s2007-08-12

昨日は白神山に登ってきました。
下山後は「熊の湯温泉」に泊まりました。
その宿は、私から見るとマタギのようにも思える方がやっておられる。
旅館の裏手には熊が飼ってあるし、2階の大広間には熊の剥製が何頭分もある。
飼っている子熊のことを
「山に帰したいのだが、木登りが今ひとつで心配している。普通の子熊なら、この頃は木登りをして遊んで降りてこないものなのだが。」
とお話しされていました。
確かにご主人は熊を殺すし、それも生業の一つにしているのかもしれませんが、しかし、なんだか熊のことを本当にかわいいと思っているのだな、と思いました。
剥製も、自分の殺した熊を可愛く思い、そばに置いておきたいためではないか、とも思えます。
帰るとき、熊の心臓をもらいました。


(後で調べたら、ご主人の吉川隆さんは現代のマタギとして有名な方なのですね。失礼しました。)