若さの秘訣

今日は、兵庫県の少林寺拳法の道院長ほかの皆さんの会合。
私も参加させていただきました。
私のお隣だった方は、以前から私の尊敬する先輩ですが、70歳も越えておられるのではないかと思うのですが、40歳代にしか見えません。
お酒も、どんどん飲まれます。
若さの秘訣を聞いてみると、やはり運動はされていて(元々、少林寺の会合に出てこられるので少林寺拳法はやっておられるのですが、その他武芸百般に通じておられます。)、朝4時に起きて、犬の散歩(と言っても、ほとんどランニングのようなもののようですが)を1時間半、それから読書を2時間少し、仕事をしつつ、日中の適宜の時間にトレーニング(この内容は聞きませんでしたが、かなりしっかりしたトレーニングのようです。)をする、とのこと。


そして、考え方として、過去を振り返らない。
過去には楽しいこともあれば、つらいこともあるけれど、いずれにせよ、過去について考えたところで、それを変えることもできないし、そもそも再度体験することができるわけでもない。
それよりも、例え小さなことでも、将来の楽しみを考えるようにしている、とのことでした。


先日読んだ Everyday Greatnessのお話は、ある心理学者のお話を引いたものでした。最も悲しい2つの語は、"if only"だ、過去に起こったことについて「もしあのときこうしていたら」と思い続けたら、やがてその思いはその人の道を塞ぎ、何もしないことの言い訳になってしまう、と言います。そして、"if only"の代わりに"next time"、つまり「次の機会には、こうしてやろう」と言うことができれば、それは過去の失敗を克服し、失敗から有益なことを学んだことになる。if only は過去を向いており、next timeは将来を向いている。その心理学者は、訪れたクライエントで、if only と語る人に対し、
「その語を横線で消して、next time に置き換えてご覧なさい。」
とアドバイスをする。
すると、小さな奇跡が起こる。


今回、先輩から聞いたお話は、ある意味で、この心理学者のお話よりも、より一層しみじみとするお話でした。
命を絶つ若い人も多い。
私は、もし、その若い人が
「明日、あの友だちに借りた鉛筆を返す約束がある」
といった、小さな未来の出来事に心があれば、明日までは生きることができたのではないかと思うことがあります。
先輩は、楽しみ、と言っていたけれど、楽しみでなくてもよいのだと思う、と言うか、先輩の言う「楽しみ」とは「鉛筆を返す」というようなことも含まれている。
そうだ、鉛筆を返す約束というのは、言葉を換えれば「君と会えてうれしい、これからも君と会うことができるようでありたい」ということの表現でもあるのだ。でも、そんなことを考える必要はない。そんなことを考えることは、死の近くに居る人とその側にいる人には大きすぎる。目の前と明日の、小さな鉛筆にだけ目を向けていればいいのだと思う。


Everyday Greatness: Inspiration for a Meaningfull Life

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