2016-03-21から1日間の記事一覧

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

思想書とかではなく、小説が読みたくなり、この本を手に取る。実は村上春樹を読むのは初めてだった。一気に読んでしまったので、面白かったのだろう。読了後に謎がまだ多いのが少し気にかかる。別に謎が残っても良いのだが、或いはこの後どうなるかを読者と…

考の道を問うの段

昨日に続いて、都鄙問答を読む。今日は、「孝の道を問うの段」。これは、教えを乞う人が、「親から、借金に来た伯父に『金を貸してやれ』と言われたが、『あの伯父は返す当てもないのに借りに来ている。貸していれば当家が傾く。』と言って断った。」と語っ…