小鹿を眠らせる

また夢の話。
大きな宮殿のようなところに私は滞在している。
同行に商人のような者がいる。
私に「この小鹿に〜をしてくれませんか。」と聞く。
私は自分が何をできるのか知らなかったが、その願いを聞く。
商人は、小鹿に何か注射でもしたのだろうか。
部屋の中に小鹿が連れて来られる。
少し脚が覚束ない。
私は小鹿を撫ぜながら歌を歌う。
小鹿は段々静かに、透明になっていき、とうとう飴色になり、丸くなって横たわってしまう。
それは美しい存在だった。
そして、私はその商人が邪な意図を持っていたことを知る。
宮殿ではバーティが始まる。その華やかさと厳かさは、商人の悪計を暴くかもしれない。