喪の途上にて

野田正彰「喪の途上にて」岩波書店、1992年1月第1刷、1997年7月4日第11刷発行

喪の途上にて―大事故遺族の悲哀の研究

喪の途上にて―大事故遺族の悲哀の研究

やはり日航123便の事故が中心となっている研究。
より被害者の心情に沿っていて読みやすい本でした。
それでも関係者・関係機関の動きについてステロタイプの見方が出てくるのは残念なところです。
そうした点で、これまでこうした事故・災害のことを記述した本の中で一番すっきりしていたのは、中井久夫さんのまとめられた阪神・淡路大震災の記録でしょうか。