Oppenheimerの本も、Dr.Oppenheimer自身に対するhearingになりました。
Hearingのchairmanが
「この報告書では、『我々は水爆を作るべきではない』と言っているではないか」
と聞いたのに対して、
「その次の文を見て欲しい。この『我々』というのは、人類のことだ。」
とDr.Oppenheimerが答えている。
そんなことは、その報告書を読めばすぐ分かる。
こういう議論が当時米国で行われていたことを考えるべきだろう。
人類は核兵器を持つべきではない、という考えなどは、更に否定されるべき考えとして扱われていた、ということだ。
こうした言葉のために、Security Clearanceを剥奪されるような状況であったということか。
