白い林檎

渡部忍先生にお会いしました。
講談社吉川英治賞受賞者の紹介ページ(http://www.kodansha.co.jp/award/archive/yoshikawa-bunka.html)では、昭和46年時点で、次のように紹介されています。

渡部 忍 青森県 リンゴ畑に撒布された害虫殺虫剤ホリドールが人体に害をおよぼすことを発見、以来十八年間住民の健康保持に挺身、農薬研究に著しい業績をあげている。

当時は、人間は勿論、モグラや犬猫など様々な生き物が死んでいたとのこと。
東北大学から板柳町に派遣されてすぐ大学に戻る予定であった渡部先生は地元に残られ、農薬による被害に立ち向かうことになる。
その穏やかな話しぶりと物腰、80歳を越えておられるのに若々しい口調と足取りには、こちらの気持ちと姿勢も正されるようです。