怪しいところ

pakira_s2006-09-06

今日は、少々青森の怪しいところのご紹介。


チャンス
パブ、というべきでしょうか。
61歳だけど、40代にしかみえないマスターがやっています。
聞けば、お店でスクワットとか腹筋とか腕立てとかやってるとか。
「そんなに広い場所なくてもやれるよ。」って、そういう問題か?
お店の方は20代の頃からやっていて、38年目ということです。
壁には、マスターがボクサーだった頃の写真が貼ってあります。
「かっこいい写真ばっかりですね」と言うと、
「ダウンしている写真は家に置いてる。店には貼れないからね。」
と言っていました。そうだな、とそのときは思いましたが、今思えばよく分かりませんね。
お店の場所:青森市安方(アラスカホテルの斜め向かい)
TEL:017-722-8064


マリ
017-722-1410, 青森県青森市堤町1丁目11−16
このお店は、いったい何年やっているのかよく分からない。
今日おられたママさんになってからも41年とのこと。
その前は、ママさんの義理のお母様がやっておられた。
お義母様は、明治生まれだが女学校を出た立派な人で、厳しくいろいろ指導された。
寝たきりにもならず晩年までお元気で、平成9年94歳で大往生とのこと。
義母は本来こうしたお店をやるような人ではなかったが、夫を亡くし、知人からお店を買わないかと言われて生活のために始めた。70歳代前半までたまにお店にでておられた、とのこと。
こういうお話を聞くと、「浪漫」のママさんから聞いたお話を思い出す。
http://d.hatena.ne.jp/pakira_s/20040703
このお店の看板は、原住民の人が動物を連れているような絵が、岩波文庫の「絵のない絵本」のような感じで描かれている不思議なもので、「マリ」というのも、人の名ではなくアフリカの地名ではないかと思わせる。
残念ながらお店の内装は何度か改修されてありきたりのものになってしまっているが(それでもマントルピースなどはあるが)、ママさんから当地の昔の話を聞くのも楽しい。
この店のある地区は、昔は栄えた雰囲気が残っている。
かつては、東北本線がこちら方面を通っていた。青函連絡船ができて移転になったのだが、思えばその青函連絡船もなくなってしまった。今でも、鉄橋(今は普通に人と自転車が通れる橋になっている)や線路だった緑地帯、公園になっている駅の跡などが残っている。