最後の言葉

たまっていた家事をやりました。
掃除、洗濯、整理、買い物など。
いつも家事をやりながら、その合間(例えばお湯が沸くのを待つ間とか)に読んでいる仏教の本で、ブッダの最後の言葉がありました。

「さあ、修行僧たちよ、おまえたちに告げよう、もろもろの事象は過ぎ去るものである。怠ることなく修行を完成なさい。」
それが修行を続けてきた者の最後のことばであった。
(「ブッダ最後の旅」岩波文庫、158ページ)

これがブッダの最後の言葉とは知らなかった。
最後まで自ら修行を怠らなかったことも伺える。
このブッダ最後の旅というのは、なかなかよい本だと思う(と私が言うのも僭越か。)。
しみじみとゴータマさんはよい人だったのだな、と思える。
その後、ふと調べものをしていて、私の昔のメールなどを読む。
それほど前のものではないのだけれど、あまりにも無神経で自分のことしか考えていないことに愕然とする。
これでよく周囲の人はつきあってくれていたものだ、と驚くようだ。
それこそ、修行が必要なことを痛感してしまいました。