温湯

pakira_s2007-08-14

今日も少し旅に出てこようと思います。
先日車で通った際、すてきだな、と思った建物があったので、その旅館に泊まってこようと思っています。
温湯(ぬるゆ)温泉の飯塚旅館というところです。


この写真は、私が泊まった部屋を外から撮ったところです。
私も青森に来て、いろいろ古い旅館を見せてもらったので、かつての日本の旅館の構造が大体わかってきました。この日は、イザベラバードさんの日本奥地紀行ではないですが、襖がちょっと開いて、隣の人が見たりしているのがわかると、なんだかうれしいではないですか。


この旅館の浴衣は、旅館の名前が入っている薄いものではなく、しっかりとした厚手の仕立てで、こうした浴衣を着て、下駄で町を歩いていると、本当に温泉に来たという感じがします。
この温湯の温泉街には、居酒屋すら一軒もなく食堂が一軒あるだけの本当に健全なところです。
共同浴場は本当に混んでいて、正にかつての銭湯の雰囲気。
この共同浴場も最近新しくなったものということで、それまでは飯塚旅館にも内湯はなく、全部その共同浴場に入りに来ていたとのこと。共同浴場も入り口が四方にあり、それを取り囲むように「客舎」があった。飯塚旅館もちょっと前まで「飯塚客舎」と言っていたようで、私がすてきだと思って無理にお願いして譲ってもらった灰皿には「飯塚客舎」とあります。この灰皿は、バラの打ち出しがきれいです。