ハイカラ

このところ、NAGASAWAオリジナルの長刀研を使っています。
とても気に入っています。
ペン先の風見鶏の刻印が、オリジナルの1911という数字よりもかなり重厚な雰囲気を醸しています。
また、ペン先やクリップ、キャップや軸の帯が金ではなく、銀なのですが、これがとてもいいと思います。
ナガサワのHPでは、下記のような説明になっています。

現在は見かけるようになりましたが、発売当初はゴールドが主流だったなかこのリング類、クリップなどロディウム仕上げとし、銀色と漆黒のボディとの鋭いコントラストがよりシャープな印象を与えるようにしたタイプは珍しく、年齢、性別を問わず永く愛用していただける飽きのこないデザインになっているのは今も変わっていないと思います。

http://item.rakuten.co.jp/nagasawa/original-fp2/


ある意味さりげない説明ですが、私の感じとしては「あんなケバくて品のないゴールドなんかハイカラな神戸でやってられるか」といった心意気ではないかと思っています(というか私が勝手に思いたい。ナガサワさん自身はそんな他人をけなすようなことは思っていないと思います。)
ということで、実はゴールドが好きではない(真鍮は好きです)私としては、有り難い逸品です。


書き味については、言うまでもなく、何か重くて高価な素材を使いブランド風味を加えてけばけばしくした高価な万年筆には無い、よい味です。