輝く道

昨日の夢。
異人村が出てくる。普通の人間は寄せ付けない村だ。
海の上で測量をする3隻の船。
それが沈没する。
その船から脱出した男が一人。
もともと船が測量をしていたあたりに近い、少し高くなった岸辺では髷を結い、和服を着、髭を生やした男が横になって半身を起こして船の様子を見ていた。
それは、異人村への異分子の侵入を防ごうとする、あまり気のない見張りのようだった。
船から脱出した男は、異人村の男のいる岸辺に上がり、そこから自分たちの元いた村に帰り、船の急を告げようとする。異人村の男は、特にそれを妨げる様子もない。
男は村に向かって急いで走り出す。
私は、少し道を登り、高みの平地に出る。そこから見ると、少し低くなっている、夕日に眩しく輝く平地に、遥かに道は続いている。しかし、村の男は真直ぐに行けば村に着く道を間違えて、斜めに続く道を走っている。その道は異人村に続くのか。永劫の彷徨に続くのか。