これっきりの場所

pakira_s2007-03-25

「これっきりの場所」という感じ、を説明するのは難しいのだけど、私が初めてこの感じを持ったのは、まだ高校生の頃だったろうか、多摩川べりの小さな児童遊園であったように思う。
今日は、青森は暖かく、家から海沿いの道を自転車で走って「青い海公園」まで行く。
この写真は、青い海公園にあるオブジェなのだけれど、「これっきりの場所」の感じが少しある。
海と、その向こうの桟橋、さらにその先の灯台、舞うカモメ。
ただ、こんなに明るい感じはちょっと本来のものではないのだけれど。
本来の「これっきり」感は、むしろ夕暮れか、或いは核戦争の後、空が灰色の雲で覆われてしまったような暗さの中がふさわしい。
この公園から、青森駅青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸に続く木の遊歩道は「ラブリッジ」という、ちょっと恥ずかしくなるような名前が付いている。でも、恋人同士で歩くには確かに素敵なところと思う。