"Tender is the Night," F.Scott Fitzgerald

Tender Is the Night: A Novel

Tender Is the Night: A Novel

日本語訳:
谷口陸男訳「夜はやさし」上・下、角川文庫(角川書店
上;昭和35年9月20日初版、平成元年6月5日三版発行 ISBN:4042155030
下;昭和35年12月5日初版、平成元年6月5日三版発行 ISBN:4042155049
参考:
Matthew J. Bruccoli,"Reader's Companion to F. Scott Fitzgerald's Tender is the Noght," 1996 the University of South Carolina Press, Fisrt Paperback Edition 1997

Reader's Companion to F. Scott Fitzgerald's Tender Is the Night

Reader's Companion to F. Scott Fitzgerald's Tender Is the Night

実は私は、Tender is the Nightが大好きです。
Dick Diverは私の理想像とも言える人物ですが、この本を読んだある女性が「流されて生きているような感じですね。」と言っていましたから、女性にはそう見えるのかもしれませんね。そんなところが、また、いいな、と思ってしまいます。まあ、私もミーハーというところでしょうか。参考の本を見つけたときは、本当にうれしかった。

日本語訳は、"The Author's Final Version"といわれる版に基づくもので、冒頭のISBN:068480154X(この版も初版が出版されたScribner
社のもので、初版と同じ構成です。)のものとは違います。
大きな違いは、順序で、初版は華やかなリヴィエラの海岸の場面から始まり、Final Versionはスイスの療養所から始まるところです。
私はこのFinal Versionの方が好きです。
要約を説明するべきなのでしょうが、できなくて申し訳ありません。