TITUS GROAN

昨日の夢。
私は何か学校か組織のような所にいる。
その校長のような人は、スマートな中年の女性だ。
そこは外部との通信は禁止されており、外に出ることも許されていない。トイレに行くときも必ず誰かがついてきて一人きりになることはできない。
デビューしたてのヴィシニョーワのような美しい女学生もいれば、おそらく古々しい建物で寄宿生活を送っているような、少年のような青年もいる。
新し目の建物と古色蒼然とした建物とが一体となっており、全体は禍々しい雰囲気が溢れている。
生活の全てが完全に抑圧され、しかもsanctionを恐れてか、一見自律的な規制が行われているように見える。(そのsanctionが具体的になされたとは聞かないし、勿論見てもいない。)
一度私は目覚め、再び同じ夢の中に入ったが、半分覚醒していたせいか、無理に管理側に対して対抗し、警察を呼んで通信傍受をしていたとの科で捜索差押を行ってもらい、一応皆を自由にする。しかし、人々は自由になったのかどうなのか、管理をしていた者共が帰ってはこないのか、自由になってどうするのか、分からず呆然としている。
何となく絶望的な、救いのあまりない、暗く閉塞した夢。しかも、その舞台は、何故か懐かしい。