川のほとりの木

成田空港のラウンジで夕日を見ながら、書いています。
クリスマスのイルミネーション、流れる音楽もクリスマスの歌。
私は、クリスマスは好きだし、身を以って「思いを遂げることができなくてもいい、思いを明らかにして死ぬこともまたひとつの在り方である」ことを示しているイエスの存在は意義深いものと考えているし、一日に何度か聖書を開くのが習慣になっている。
そんな私でも、本来キリスト教を信じる人が多いわけでもなく、またキリスト教徒以外の存在についても考えなければならない日本で、雰囲気がクリスマス一色になることに違和感がある。
これは、パキスタンアラビア海を見てからのことかもしれない。


今日は、成田までの京成線の中で、とても素敵な人に会いました。目でお話はできるけれど、でも、やはりきちんと話をして、写真とか撮らせてもらえばよかったな、と思いました。今までいろいろな人に出会い、別れ、また今も時間を共有してくれる人たちはいるけれど、共に過ごす一時一時が別れに向かって滔々と立てて流れている。一時を電車で乗り合わせる人、すれ違う人、そんな人々とも、共にいる時間を大切にしたい、と思います。


それにしても、日本の晩秋は、本当に淋しくて、またやはり海外に行くときは、もう戻ってこられないかも知れない、と思うこともあって、一刻一刻がとても大切に思えます。