六ヶ所村

原子力燃料再処理施設のある六ヶ所村へ。
地元の方のお話では「やませ」(山背と書くのでしょうか、東風のことです)が出て、いつも寒く、じとじとして霧も深く気候の悪いところ、と言うことだったのですが、私が行った日は青空に雲が湧き立つ、爽やかな天気で、風力発電の風車が並ぶ緑の丘の間を抜けて、すいた高速道路風の道を走っていると、まるでカリフォルニアにいるようでした。
特に、六ヶ所村の入り口は、沼に掛かる橋なのですが、低く水面間近を通っていることもあり、水の上を走っているような、不思議な感覚でした。
石油備蓄基地の色とりどりのタンク、再処理施設の明るい色に青と緑のストライブの入った建物、風力発電の風車、湿地帯、雲の宮殿と緑の草原とかに囲まれていると、誠に現実離れした感じがしてきます。
ハウルの動く城」に出てくるような草原に、30分も走ると着いてしまう環境というのも不思議なものです。
少し現実感を持って仕事をしなければ、とも思うのですが、この、おとぎ話の中にいるような感覚も、ずっと失わずにいたい気持ちです。