白い少女

私はいつも黒い格好をしているので、時に注意されたりもしています。
海外の空港では、あまりにも工作員っぽい格好なので、しっかりチェックされてしまいます。
本当の工作員がそんな工作員っぽい格好をしているわけもないのですが、やはりお約束でしょうか。
先日の会合でも、やっぱり「いつも黒いんですね。」と言われてしまいました。
そんな私ですが、雪の中を歩いていると、白いコートの女性がとてもまぶしく見えます。
きらきらとまぶしい雪に囲まれ、澄んだ空気の中で、そんな白い少女(少女というのは、私の場合、大体80歳くらいまでです。例外もあります。)に会うと、そのままで別の世界に来てしまったような気がします。
交差点で、ふとそんな少女を見ていて、信号が何度か青になったのも気付かずにいたりしています。
この冬は、転んだりせずに過ごせるか、不安を感じる日々、という雰囲気ですね。