金色のエアプレイン

私も青森に来て、いろいろ愕然(註)とすることの多い日々を送っていますが、バレエの評論家の三浦雅士さんも青森出身で、私が今お世話になっている方々が県立美術館でのシャガールのアレコ舞台絵の展示の際、三浦さんをお呼びする案もあったとのこと。
それと、作詞家の三浦徳子さんは三浦雅士さんの妹さんとは初めて知りました。
三浦徳子さんと言えば、松田聖子田原俊彦、最近では上戸彩といった方々の代表曲を作詞しておられますが、私が本当に好きなのが、この下成佐登子さんの「金色のエアプレイン」。
今日、本当に久しぶりに聞いて、もう、絶句。
携帯電話もない頃の曲、海外に行くことが限りない憧れの対象だった頃の曲。
そして、男女の間も、今より慎ましかった頃。
一緒に旅行しよう、と言われて、まだそれはできません、と断って、だけど飛行機を見送り、彼の宿泊予定のホテル宛にエアメールを書いたりする、という、こう書くと何の面白みもない曲みたいですが、慎ましさと思いがぎゅっとつまった良い曲です。
とはいえ、なぜアイドルでもない下成佐登子さんが、こんなかつての清純派アイドルが歌うような曲を歌っているのか、今聞くと改めてとっても不思議ですね。このミスマッチが、また、何というか微妙に切ない思いを増幅させていいのですが(<-意味不明)。

秋の一日

秋の一日



それと今日、もう一つ不思議にうれしかったのは、ある町の町長さんが結構公式の行事でお見えになり、お話をしていたのですが、お話の最後の方になって、急に「(lanternj)さんは、こんな風ではなくて、もっと別の場で、ゆっくりお話ししたい方ですね。」と言ってくれたこと。何だか意外だったので、うれしかったです。


(註)とても感謝すべき日々を送っているということです。
それにしても、YouTubeで金色のエアプレーンの動画を見ることができたのには驚いた。正にアイドル。
下成佐登子さんも、かわいいではないですか。歌っているときの堂々たる雰囲気と、歌い終わってからのシャイな表情。当時のアイドルの正道的な振る舞いかもしれないけど、コッキーポップ出身の彼女としてはこれが本来では?でも、もし歌番組とか出てたのなら圧倒的だったろうなあ。
ついでに、下成佐登子さんのパートナーの亀田誠治さんは私と同じ高校ですね。