iMindMap追記

少し使ってみて感じたのは、やはり_Mind Manager_と_iMindMap_は用途の違うソフトであり、どちらかだけを使うというものでもないように思えてきました。
正に発想段階ではiMindMapがよいと思いますが、実際にビジネスで使うとなると現時点では_Mind Manager_が活躍する部分も多いように思います。
ある程度の大きさのマップになると、_Mind Manager_が軽快で扱いやすいと思います。
_iMindMap_の場合は、ある程度大きくなったら、別トピックにする、という使い方が想定されているのだと思います。
iMindMap_には

  • よいマップを描くことができる
  • マップから発想をする

という観点からの機能の充実を期待したいと思います。
例えば、mind map mode と speed map mode の融合、presentation order 表示modeと通常モードの融合などがなされると便利になると思います。
そして、その際、Dr.Buzon のmind mapの考え方をベースとしつつも、それを忠実に再現するモードにこだわらず、本来のmind mapの趣旨である、柔軟なマップの作成ができるような面での工夫(収斂などへの対応など)と、不愉快かもしれませんが、_Mind Manager_形式での出力やその取り込みについてしっかりやって欲しいと思います。
ビジネス文書にするには、やはり_Mind Manager_の落ち着いたインターフェイスとまとめて文書化する機能に頼るところが大きいと思います。フィルタリングの機能やマップだけでなくさまざまな形式で表示できることなど、一応アイデアが固まったら、それを「見える化」を確保しながらビジネス文書にまとめていく、という作業において_Mind Manager_の持っている機能は有用だと思います。


その他、ちょっとメモ。
_iMindMap_では、modeという概念がある。
5つのモードがある。

  • MindMap
  • Speed Mind Map
  • Project Management
  • text
  • presentation

このうち、project management と presentation は文字通りの意味。
textというのはアウトライン表示のこと。
したがって、mind map 表示のモードとしては、手書きモードとも言うべき通常のmind mapモードと、speed mind map モードの2つがあるということになる。
speed mind map モードでは、トピックや線、relationship は全て自動で設定される。
逆に言えば、動かそうとしても動かない。
動かして自由な位置に設定するためには、通常の mind map モードにする。
_Mind Manager_は、いわば初めから speed mind map モードで、その中で配置も自由に設定できたので、ちょっと戸惑ってしまった。
先の、presentation ordering もそうだったが、_iMindMap_は、本来の手書きモードのような mind map モードにレイヤーを追加するような感じで機能を追加していったという感じがあって面白い。
それぞれの機能の中で軽く操作できるのであれば、こうした行き方もありかもしれない。
ユーザも初めは戸惑うかもしれないが、まあ慣れればそれほど問題はないのかもしれない。
ということで、私も、1週間の試用期間が終わったら、_iMindMapを購入し、楽しく発想を広げようと思っています。