iMindMap追記2

_iMindMap_による他のファイル形式への変換についてまとめておきます。
利用したのは、_iMindMap_インターナショナル版ver4です。

  • web出力について

マップとアウトライン(テキスト)が出力される。
マップはpng形式。
アウトラインは、正にプレーンなテキストのHTMLファイルが一つ出力されるだけ。
特にweb出力と言うほどのものでもないように思います。
これなら、wordに出力してhtmlで保存するのと変わらない。
_Mind Manager_のようなフレーム様のインデックスのついた、図からリンクできるようなwebページではありません。

これは面白いので別項にします。

_Mind Manager_にはExcelへの出力機能はないので、_iMindMap_にあるのは有り難いと思います。
Mind Manager7については、Neoteny から素晴らしいアドオンが販売されており、このアドオンによるExcel出力には感激したのですが、残念ながら8には対応していません。
http://www.nvd.co.jp/mm/MMaddin/stdadin.html
2009年6月30日からはバリューネットワークス株式会社がNeotenyの_Mind Manager_関係業務を引き継いでくれると言うことです。以前から、興味深い、よい会社と思ってHPなど拝見していたので、アドオンの開発についても引き継いでもらえるとありがたいと思っています。
http://www.v-networks.co.jp/

  • MS Word

実は、私はあまりWordも使いこなしていないのでよく分かりませんが、出力されるのはアウトラインではなくテキストになります。
インデントはなされています。
また、Wordへの出力の場合は、メモの内容も出力されます。
メモの内容については、テキストばかりではなく画像データも出力されます。
この点は_Mind Manager_と同じですね。
_Mind Manager_も、項目として載せている画像情報はwordに出力されませんが、ノート欄に乗せている画像はwordに出力されます。
ただ、これは本来はおかしいようにも思いますね。本来の項目として乗せている図こそwordに反映させて欲しいところですが。

  • MS project

MS Projectへの出力は試していないのでよく分かりません。
プロジェクトマネージメントは私も実はきちんとマスターしないといけないと思っています。
MS Projectもインストールしてあるのですが、使いこなしていないところが情けない。
この点は、私自身の今後の課題と思っています。


比較してみると、_iMindMap_は、世間の反応も含めて、現段階ではビジネスツールとして_Mind Manager_に匹敵するレベルにはまだなっていないと思う。
ただ、なるほど Mind Map というのはこういうものであったのか、ということを理解させる教育的な意義のあるように思うし、その思想を貫徹して作ってあるところも、とても楽しく面白い。
思考方法としてのmindmapについては、色を使えとか、字の大きさを段々小さくしろとかの決まり事があるけれど、そもそもバイブルと言われる本の共著者であるお兄さんもバイブルの中でモノトーンのmindmapで知的生産を効率よくやっていたという話をされているし、掲載されている天才たちのノートも様々だ。
私としては、常に発散に応じて字を小さくしていくべき、という方法論には反対したい気持ちだ。発散の先で大きなコンセプトが生まれてきたら大きく書くべきであり「必ず小さく書く」というルールは発想を限定してしまうように思える。「大きなコンセプトが生まれたら別のトピックにしましょう」などというのは思考の連続を切ってしまう詭弁のようにも思える。常に発散、と言うこと自体に疑問を持っているのは以前書いたとおり。
いろいろ試しながら、自分にあった、美しい思考方法を考えていくことが大切だと思う。