懐かしい人々との宴。その人々の様子とかつての私を語る話を聞いて、私が今は随分静かな人間になってしまったことに気づく。淋しい人間、と言ってもいいのかもしれない。
それでも、白い炎を燃やすように生きていきたいと思う。
或いは、この淋しさは、大切なものが多すぎるためなのかもしれない。
昔の手紙や写真を整理していて、屈託のない時代の懐かしさを思う。
それでも、この間のいろいろな事々を、なくしてしまいたいとは思わない。
もうすぐ春が来れば、私の心も、少しでも明るくなると思う。