MaltronのKinesis Advantage2化

実は、病が高じて、MaltronのDual Hand 用キーボードも購入してしまいました。

日本での代理店もあるようですが、サポートは本国(UK) に依頼するように、と書いてありましたので、それであれば直接本国から購入しようかな、と思い、そちらのサイトで購入しました。

Maltron Ergonomic Keyboards

今回は、日本の国旗が出ている欄もあり、そちらに行って見ました。

www.maltron.comここを見ると、この会社は腱鞘炎とかという問題を越えて、様々なチャレンジを持つ人々のためのキーボードを作っているのだな、と言うことがよく分かります。

私は、Maltron L90 dual hand fully ergonomic (3D) keyboard - US English のグレー、トラックボール付のものにしました。

www.maltron.com

製品自体は米国用のものと同じで、従って、購入しようと思えば、UK配置のキーボードも購入できる、ということになります。
ただ、私は余りチャレンジするのも勇気がなかったというか、基本的に生産性を上げたいと思うため、なるべくキー配置が同じような物を購入したいと思い、US配列のものにしました。また、その意味で、QWERTYを選択しています。

値段は送料込みで500ユーロでした。また、受け取り時に配達してくれた運送業者さんに支払った関税は4500円でした。


申込から到着までは約一か月です。
梱包は普通の段ボール箱にプチプチで丁寧に梱包して入れてありました。
開封しても特に問題はなく、また解説書やマニュアルといったものの同梱もなく、キーボードだけが入っている状態です。
マニュアル等はダウンロードで入手、ということのようです。


キーのタッチも、Cherryの黒軸で、ネットで見るとあまり人気がなく重いと言われているようですが、私はなかなかよいと思いました。
重い感じもしません。全体的なキーボードの作りのせいか、むしろ茶軸より軽快な感じがします。
ただ、ちょっと指がもたつくとチャタリング風に文字が2つ入力されてしまうことがありますが、これは私自身の課題であり、研鑽に努めたいと思います。


今回はトラックボール付の物を購入したのですが、正直、どの指からもトラックボールが遠く、むしろ従来から使っている外付けのトラックボールの方が使いやすいので、あまり本体のトラックボールは使っていない状態です。

ただ、デザイン的にトラックボール付の物の方がコクピットのようで格好いいので、まったく後悔していません。

キーもkinesisに比べて数が多く、またそれらがアクセスしやすいところにあるので、よい感じです。

Kinesis Advantage2は非常に手にフィットする感じでしたが、Maltronはそれに比べるとやや自由度がある感じです。
お椀型が浅い、と言う感じでしょうか。

Maltronの一番の問題は、数字キーの6が左手側にあることです。
最近の分割型のエルゴノミクスキーボードを見ていると、結構そのようになっているものがあります。
そもそもkinesisの左右分離型のキーボードもそうなっています。
Kinesis Advantage2は、6は右手側ですが。
これは、まあ、慣れの問題ではありますが、これまでずっと6は右手で打ってきましたし、また、Kinesis Advantage2と互換性がないのも困るな、と思いました。
実はMaltronのような歴史のあるキーボードがこのような配列になっているとは意外で、ちょっと意表を突かれた感じです。

そこで、この際、nodokaを使って、Kinesis Advantage2と同じキー配置にしてしまうことにしました。

appletllc.com

残念なことに、Maltronは左右のスペースキーが基盤の同じところに繋がっているのか、同じキーコードを吐くので、別々の機能を割り付けることができないようですが、後はかなり自由に変えることができるので、数字の列を一つずつずらして、Kinesis Advantage2と同じにしてしまいました。

これで非常に使いやすくなり、ほぼKinesis Advantage2と完全互換のような感じで使えるようになりました。

nodokaは複数のキーボードを接続しているとき、それぞれに別のキー割付をすることができるので、Maltron、Kinesis Advantage2、HHKBを繋いでいても、それぞれに合わせたキーアサインをすることができます。
正に日本の誇るスーパーツールだな、と改めて思います。
サブスクにしてもらってお金を払いたいくらいです。

今回のキーアサインに当たっては、
104.nodoka
104on109.nodoka
を大部参考にさせてもらいました。
日本語IMEとの関係でまだ分からないところがあるのですが、とりあえず動いているのでOKと言うことにしておきます。

 

これで、

・オフィス1では、 Kinesis Advantage2 Graphite (茶軸)
・オフィス2では、Maltron (黒軸)(サブでErgodox EZ静音赤軸)
・自宅では、Kinesis Advantage2 LF (PBTキーキャップに換装)(静音赤軸)

と、非分離型エルゴノミクスキーボードでの執務態勢が整ったので、頑張っていきたいと思います。