蝶の夢

昨日見た美しい夢。
私は南の島に行くが、そこで小さな白い蝶を見つける。
その蝶は羽をたたむと、小さく緑色になり、クローバーの葉のひとつのようになってしまう。
その蝶は羽をたたんだまま私に着いて都会に来るが、途中雨に打たれたりして、もう私は死んでしまったと思っていた。
ところが小さな女の子の頭の上にその小さな緑の葉が乗ると、羽を広げはじめ、しかも変体を始める。
すっと白い花弁がまっすぐに剣のように立ったかと思うと、それがすっとおじぎをするように前に少し丸くなりながら下がり、その内側は紫、外側は白のままだ。そしていつの間にか黄色い花粉のついたおしべも見えている。その大きさは元の小さな緑の葉よりずっと大きくなり、少女の頭の上でまるで冠のようになっている。
さらに一枚、すっと白い花弁が立ち、また少し前に同様に下がる。
そしてさらに一枚、今度はすっと立ったままだ。
私はその花の美しさに動けずにいた。
 

蝶が花になってしまうなんて変なのですが、夢では何でもありですね。