落とし物

このところ、何だか落とし物というか、忘れ物が多い。
先日、青森に行ったときには愛用の帽子をなくしてしまった。
他の人には単なる使い古しの毛糸の帽子なのだけれど、私には、寒い青森で正に苦楽を共にしてきたもの。多分、JRの中でなくしたのではないかな、と思い、JR東日本の忘れ物センターに電話をする。
問い合わせの電話は多いらしく、つながるまでに少し待ったけれど、つながってからは、私がなくした帽子の特徴を言うと、すぐに「ありました」との回答をくれる。ただ、見つかったのが八戸発の新幹線の中であったため、青森県の八戸警察署に届けられているという。これも、実は私がさぼって10日くらい経ってから連絡したせいで、1週間ほどはJR自身が保管してくれているので、東京で受け取ることも可能であったようだ。
JRの担当の人は、八戸警察署での受付番号も教えてくれる。
そこで、八戸警察署に連絡したところ、送ってくれる書類に記入し、身分証明書の写しなどを送付すれば着払いで送ってくれるとのこと。
それで喜んでいたところ、今度は別のシンポジウムに参加した際、イーモバイルの端末をなくしてしまいました。
この時は、随分いろいろなところを回ったので、どこでなくしたか自信がなかったのですが、これも1週間ほども経ってから、シンポジウムの開催を担当していた会社に連絡したところ、「ありました」とのお返事。こちらの方は、すぐに実際の主催者の研究機関の方に渡してある、とのことでした。いつもお世話になっている研究機関の方にご連絡したら、こちらもすぐに何の話か分かってくれて、送っていただけるとのこと。
実は、数年前、携帯電話もなくしたことがあって、こちらの方は、携帯電話ショップに行って、
「なくしてしまったので新しいものを買おうと思います」
と言ったら、携帯電話ショップの方で調べてくれて、
「それなら○○警察署に届いていますよ」
と教えてくれました。
日本もいい国だな、とこれを書いていて改めて思いました。