iMindMapでプレゼンテーション資料作成(2)

ちょっと気づいた点など。

  • スライドの内容は、アウトラインにならない

つまり、できあがったPPTスライドをアウトラインモードで表示すると真っ白ということです。
ただ、これは、_iMindMap_がスライドを上映したときの効果にこだわっているためです。
それぞれのテキストについて表示効果を持たせるため、別々のプレースホルダーに入れています。
なかなか悩ましいところですね。
私は画面効果を使わず、アウトラインで作業してきたため違和感がありますが、これが当然という方もおられると思います。

  • 画像をスライドに表示させる方法

画像をスライドに乗せるためには、ブランチに画像を載せておく必要があります。
ブランチ上で右クリックをし、Insert/Editを選択、さらにそこからInsert Branch Image から画像を選択します。
或いは、既にクリップボードにデータがある場合には、ブランチを選択して右クリックから貼り付けでも大丈夫です。
ただし、これはブランチが表題となるスライドでないと駄目です。
ブランチが表題となるスライドというのは、下位のブランチを持つブランチということで、これはつまり、_iMindMap_が一律1レベルの下位ブランチをもつブランチ単位にスライドを作成するためです。したがって、必要な場合にはダミーの下位ブランチを作って画像や表などを貼り付けておく必要があります。
なお、画像はアイコンくらいの大きさでスライド上に現れますので、大きさは適宜調整してやる必要があります。

  • ノートの出力について

ノートについては、スライドのノートの欄に表示されます。
ただし、画像データは表示されません。
これはそもそもMS PowerPointの仕様上仕方ないですが。
そもそもノートに出力できてもあまりいいことはないように思えます。
プレゼンテーション中にメモを見られるわけではないし、私はプレゼンが始まったら、頭の中と目の前のスライドだけでやる羽目になります(外のものを参照している余裕がないという感じです。)。ワードにスライド込みで出力できる、という点がむしろ良いように思います。

  • スライドデザインの指定はできませんが、これは後から一括で指定できるので問題ありません。



うーむ、こうしてみると、_iMindMap_を使うことで本当に全自動でプレゼンテーションができてしまいますね。おそろしい。。。
_iMindMap_でプレゼンテーション資料を作成する場合、当然ながらトピック数によってプレゼン時間が変わってくる、というか、トピック数とプレゼン時間がほぼ比例する形になります。もちろん、_Mind Manager_でも同様ですが。
このことはプレゼン準備がやりやすい、ということにもなりますね。
その意味では、トピック数なども知らせてくれると有り難いのですが、_iMindMap_ではこの機能は見つけることができませんでした。
_Mind Manager_の方は、タブからプロパティを選び、詳細情報をクリックするとトピック数、語数、リンク数が表示されます。


(追記)
完全自動でプレゼンテーションを作成する上で、今後課題と思われる点について書いておきます。

  • トピックのラベルが長いとスライドのプレースホルダーに収まらず、横や上方に伸びてスライドからはみ出してしまう

つまり、ワードラップ及びそれに合わせたプレースホルダーの拡大のオプションがセットされないままにスライド化している。
これは、パワーポイント側で複数スライドのプレースホルダーのプロパティを一気に変更することが可能であればある程度対応可能だが、パワーポイント側もそのような機能はないように思うので、体裁を整えるのがかなり面倒。本来は_iMindMap_側で対応するべきところと思う。
もともとmind mapではブランチの上には単語を載せ文章を載せない、というのがルールなので、複数行にまたがるような文章を載せるのはルール違反、というか、少なくとも現段階ではコンセプト的に対応していない、ということかもしれません。
この辺は考え方ではありますが、もし_iMindMap_が_Mind Manager_のような地位を狙うのであれば、単にmind mapを書くツールであるだけでなく、見える化ツールでもあるという認識も持つべきであると思います。そして、見える化ツールであるならば、長い文章をマップ化して見やすくする、ということに対応していた方がよいと思います。
この辺は、_Mind Manager_はしっかり調整してくれる。

  • 内容が複数枚のスライドにまたがる場合には、二枚目以降のスライドに自動的に番号を振って欲しい

これも、_Mind Manager_は自動的に(2)などと番号を振ってくれます。
そもそもブランチの数について制限を推奨しているmind map作法的には、本来対応するようなものでもないのかもしれません。
ただ、やはりビジネスツールを目指すのであれば、対応した方がよいと思います。

  • 同じスライドが何回も出てくるので、何回目かが分かるようにして欲しい

例えば、スライド右上の赤丸の数が増えていくとかしてもらえると、スライドを編集しているときとても作業がやりやすくなります。
今の状態だと、パワーポイントに手を入れているとき、時折自分がどこにいるのか分からなくなったりします。
「(再掲)」とか見出しに入れる方法もありますが、それも少しうるさく思われます。