iMindMapでプレゼンテーション資料作成(1)

以前_Mind Manager_のpowerpoint出力について「末端からではなく、中心トピックから指定した階層に従ってスライドを作るというのも有りでは?」と書いたことがありました。
iMindMapのスライド作成は、そうした、中心トピックからとか、末端からとかいった考え方は関係ありません。常に一階層のスライドを作成します。

  • スライドの項目の順序は、プレゼンテーション資料と同様に、作成順?になります。マップに表示されている順番ではありません。この辺は面白いですが、注意が必要です。
  • つまり、iMindMap のプレゼンテーションモードの動きをそのままスライドにした、というもの。_iMindMap_のプレゼンテーションモードは、_Mind Manager_のプレゼンテーションと基本的に同様(表示される順番が発想順?のところが違いますが)ですので、その意味では_Mind Manager的に見ても、プレゼンテーションをそのままスライドにした、と言えなくもないかもしれません。
  • 従って、同じスライドが何枚も出て来ます。

これは、スライドとして並べてみていると煩わしく感じるかもしれませんが、実際のプレゼンテーションとしてみると、よくできていることがわかります。
以前、_Mind Manager_からプレゼンテーションを作成することについて書きましたが、その際には、どのトピックをどのスライドに収めるかについて見やすい形で作業を進めることができるのがうれしい、と書きました。
ところが、_iMindMap_のプレゼンテーション出力においては、そうした作業も一切いりません。設定するのはスライドのtransitionや文字の現れ方など。
さらに、最後にもう一度図を出し、「Any Questiuon?」というスライドまで加えてくれる。
正に、完全自動でスライドというか、プレゼンテーション資料ができてしまう。
先にも書いたけれど、考えてみると、人間は一度に一つのコンセプトの説明しかできない。_iMindMap_で作成されたスライドを使うとプレゼンテーションにおいて、現在説明しているコンセプトに集中させる、ということが自動的にできる。
なかなか人の思考というか頭の働きを捉えた作りになっている。
ある意味では目から鱗、という感じで、この辺は、_Mind Manager_とのコンセプトの違いが感じられる面白いところ。
ただ、この一事でも分かるように、_iMindMap_と_Mind Manager_はどちらかだけあればいいというものではない。_Mind Manager_のように、可視化しながら自在にスライドを作成する、ということが必要な場面もある。配布資料などはあまり細かい重複スライドがあると見づらいかもしれない。そうしたことが求められるだろう。或る項目の単なる注書き程度の、わざわざ単独のスライドにするまでもない項目もある。
この辺は、_iMindMap_出力されたプレゼンテーションについても、適当にスライドを間引くなどの作業をすればいいだけなので、本質的に対して問題があるわけではない。
間引いていく方が後から足すよりも簡単でしょうから、たくさん出力しておきました、くらいのノリでいいようにも思う。
ただ、やはりその場合には順番が目視しているものと違うというのが問題になるように思う。
それと、現在は、図はタイトルスライド(下位に項目を持つトピック)にしか表示されないが、むしろ図のついているトピックについては、下位に項目がなくても単独スライドにする、といった動作の方が図自体をスライドに入れることを考えるとありがたい。
図とかは配布するか、別立てでスライドを作成せよ、というのが考え方もしれませんが、折角自動作成してくれるのですから、このくらい配慮してくれても良いのではないかと思います。
それにつけても、_Mind Manager_も、上から指定階層でスライドを作っていく、という形の動作になって欲しいとしみじみと思う。
現在の動作はどうも普通ではないように思うのだが、私の設定がよくないのだろうか。
後は、_iMindMap_にフィルタリング機能が是非欲しいところですね。