自らを律する

昨日は、かなりameba piggで遊んでしまった。
このアメーバピグは、単に、いろいろなところに行き、いろいろな人と話す、と言うだけのものだ。
意外な人と知り合うことができるのが面白い。
障害者の人、風俗、それも正に売春をやっている人などが参加している。
売春のような現実世界では名乗って歩くことが一般的ではない職業を晒しながら暮らすこともセカンドライフでは容易にできるわけで、これは面白い自己表現の場と共同体ができた、と言うところだろうか。一般社会において、客と接待者、という関係ではなく対等な関係でこうした職種の人と話す機会は少ないので、むしろ他の職業の人に対するよりも多くの人が話しかけているように思われる。こうした人たちとセカンドライフで接することにより、買春をしに客としていったような場合とは違う、相手の気持ちを考えながら接すると言うことの本当の意味を知ることができるかも知れない。


それにしても、こうした単に自己表現とちょっとしたゲームだけの場でもこんなにたくさんの人が熱っぽく利用しているのだから、これにゲーム的要素が加わり、一緒に敵を倒すというようなことになったら、はまってしまう人がいるのはよく分かる。
端正に時間を決め、できる限り神に仕える者として仮想世界の中でも努力するという形でセカンドライフを楽しむのはよいと思うし、壮大なスケールのオンラインゲームの中で旅をするのも、ことによると良質の小説に自ら参加するような楽しみがあるのかも知れない。しかし、あまり深入りしすぎるのも心配だ。自らしっかりルールを決め、それでもそれを自らは守れないのが人間なので、このルールを守らせるための仕掛けを作っておくことが大切だろう。家族と一緒に住んでいる人は、PCは家族と一緒の部屋に置いておくとか、ノートパソコンを使うときには居間で使うとか。居間は、TVやDVDなどを鑑賞する場になってしまっていると、そこで勉強をするのも難しいかも知れないが、それでも、それぞれヘッドフォンなどを利用しながら、場だけでも共有することは意味のあることと思う。
一人暮らしをしている学生のような場合には、勉強を図書館などで行い、規則正しく寝る、ということが大切だろう。ゲームで仲間になる者にも、予め10時半になったら落ちるなどの自らのルールを伝え、また、そのルールを実践するようにすることが大切だろう。自分で止められないのなら、彼女や友人に電話をしてもらうようにするなどの仕掛けも有効ではないか。
私自身も、piggやPCは10時半までと言うことにしたいと思う。
既にノートがわりになっているのでなかなか難しい所はあるが、少なくとも、ネットからは落ちる、ということで、例えばケーブルを抜くなどの実力行使を行っていく必要があると思う。