電子メールと電磁的証拠

pakira_s2010-03-15

今日は、米国の訴訟における電磁的証拠の取扱についての勉強会。
印象的だったのは、訴訟において様々な資料が証拠となるが、emailも意思決定過程や事実関係を明らかにする上で重要な資料となる。
その際、例えば不正競争をしていないかということについて争いがある場合に、営業の人が業界の会合に行く際、冗談で「談合に行ってきます」などと書いていると問題になる。
このような観点からも、業務上利用する電子メールについては、社内的な連絡についても、しっかりしたものとしておくことが必要だ。誤解を招くような私的メールを社内のシステムを使って送るというようなことは避けるべきだろう。
これによって、人間味のある文章や励ましのメールなども出せなくなるのではないかと行った心配をする人もいるかも知れないが、そんなことはないと思う。まじめな言葉で気持ちを婉曲的に、諧謔も含んだ形でメールを書く、ということは十分可能だ。
大切なことは、公的にも、私的にも、受けを狙わない、ということではないかと思う。
受けを狙う、ということ自体が目的の場合もあるかも知れないが、「受けを狙うこと自体が目的」という行為については私としてはあまり評価をしたくない感じがする。


写真は、キャビア風チョコレート。
とても気に入りました。
下記はオンラインショップの写真ですが、アップしてある私の手元のものとパッケージがちがいますね。
http://theobroma.co.jp/pitem/133026125