清陰星雨

中井先生からいただいた本。
この御本が素晴らしいことは言うまでもありませんが、その中に「ある少女」という篇がありました。
その少女についてのお話はこれから読まれる方のためにここでは触れずにおきますが、最後の文章だけ引いておこうと思います。
「・・・私の選んだ分裂病(の分野において)、ひそめ眉や人の顔色を窺う患者の多くを見るたびに、この・・・・お嬢さんのことを思い出す。私は病院を訪問して「患者の顔が悪い」と、他の何がよくても眉に唾をつける。」


私が現在属している組織について、昨日、責任ある方々が視察に来てくれました。晩にお会いしたとき、その中の長老格の方が、「働いている皆さんの顔がいい」と言ってくれたことを思い出し、有り難いことと思いました。
とは言え、まだまだやるべきことの多いことは誰よりも自分が知っているということかと思います。


清陰星雨

清陰星雨