今日は、途中まで読んで、しばらく措いていた堀辰雄「風立ちぬ」を読了。
こうして雪の中にいると、一層、気持ちを重ねることができるように思います。
言葉というものの不自由さと、その限界の中での伝えようとする努力、守ろうとする努力の大切さも何となく分かるようです。
この、雪の季節まで、私に読まれるのを待っていてくれたように思えます。
独りよがりの考え方かも知れませんが、読む人にとっては、本とは、いつもそのようなものであるように思われます。
書斎の模様替えをし、机を窓際に移動させました。
書き物をしながら、雪と木々を、もっと間近に明るく見ることができるようになりました。
堀辰雄の、一番初めに編集された全集(昭和29-32年)を注文しました。
神西清先生ほかの方々が努力され亡くなったすぐ後から出されたこの全集を読んでみたいと思いました。
来週は、山のなかの湖の畔に行くことにしました。