晩夏

堀辰雄の「晩夏」を読む。

この土日は本を読む楽しみを久しぶりに思い出した。

今読むと、堀辰雄がこのとおりのひとであったなら、セロリ嫌いだったり、奥さんとの会話や周囲の人々との対応も、なんとなく子どもっぽい感じだな、と思ってしまう。

とは言え、それが自覚されており、雰囲気が伝わるように書かれているのは流石だが。

 

また、昨晩は、妙に寝付けず、黒谷知也さんという人の漫画を読む。

本のことがたくさん出てくる漫画だった。

二鳥翠
半透明のアイスクリーム

本の懐胎

幸福はアイスクリームみたいに溶けやすい

 

岸本英夫さんの「死を見つめる心」も読み始める。

認知症も、死も、今や私の眼前にある。

もともと常にあったものではあるが。