スタートアップの「Program」について

タスクマネージャーの「スタートアップ」に、

Program

という謎の項目が入っていることがある。

これについては、右クリックのコンテキストメニューでも「プロパティ」がグレーアウトしており見ることができない。

 

下記に調べる方法が記載されている。

【Windows 8.1】タスクマネージャーのスタートアップに表示される“Program”を突き止める方法 | enjoypclife.net

 

表示項目名の記載されている見出し行を右クリックすると、表示項目を設定することができる。

面白いので、全項目にチェックを入れてみる。

表示できる項目は下記の通り。

 

名前

発行元

状態

スタートアップへの負荷

スターアップの種類

スタートアップ時のディスクI/O

スタートアップ時のCPU

現在実行中

無効な時間

コマンドライン

 

デフォルトでは、名前、発行元、状態、スタートアップへの負荷が表示されるということか。

また、この中で「無効な時間」というよく意味の分からない項目があるが

「無効にした日時」の意味になる。

 

さて、これを表示させてみると、「Program」のコマンドライン

"C:Program" Files\Teams Installer\Teams.exe --checkInstall --source=XXXXXX

となっている。なんじゃこりゃ。変なところに"がある。

このコマンドラインに表示されているTeams Installer というフォルダ自体が存在しない。どうやら"で囲まれている部分がおかしいために、スタートアップの表示にだけ残っているようだ。これは、Teamsのインストーラのバグということだろう。

また、「スタートアップの種類」を見ると、「レジストリ」とある。

そこで、

コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

を調べてみると、TeamsMachineInstaller という項目がある。

そして、データとして、

%ProgramFiles%\Teams Installer\Teams.exe --checkInstall --source=XXXXXX

が存在している。

スタートアップ項目の有効・無効はタスクマネージャから行うことができるが、項目の削除はレジストリから行わないといけない、ということか。

ちなみに、スタートアップの種類として、レジストリ以外に「ファイル」というものがある。これは、スタートアップファイルに例えばショートカットを入れておいたりするとwindowsログイン時に起動してくれる。

 

この項目を削除したところ、タスクマネジャーのスタートアップにも表示されなくなった。

なお、下記のサイトに、ユーザ・アプリの種別ごとに、レジストリ中の起動項目の所在が書かれている。

【30種類以上】Windows 10 起動時に実行されるプログラムと設定方法まとめ

Windows10 スタートアップに登録されているアプリを削除する | パソコンの問題を改善

Windows10でスタートアップに登録しているアプリの削除方法! | スマホアプリやiPhone/Androidスマホなどの各種デバイスの使い方・最新情報を紹介するメディアです。

それによれば、下記の通り。

・現在ログイン中のユーザ
- 毎回ログイン \HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- 次回ログインのみ \HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce

・全ユーザー
- 毎回ログイン \HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- 次回ログインのみ \HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce
- 毎回ログイン(32bitアプリ) \HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run