Kiki's delivery service

宮崎駿さんの「魔女の宅急便」を見る。
出てくる人たちが皆優しいことを見て、町中で出会う、たまたますれ違う人に、そのたった一度の出会いのときその人にやさしくするためにこそ私は生きている、ということに改めて気付いた。
実は、最近少し疲れ気味、それも仕事のためではなくて自らやっている運動や引越のせいで疲れていたせいで、笑顔を忘れていたかもしれない。笑顔は、実は自分に厳しく接しながらしかもそれを習慣とすることで自分がそのことでつらく思ったり自慢に思ったりしなくなることによって生まれるものだ、ということも思い出した。
魔女の宅急便には、そんな思いを抱かせてくれたことに感謝したい。


自分のために、ロヨラの霊操から、次の言葉を引いておきたいと思う。

考えの経路をよく注意し検討しなければならない。
もし、初めと終わりが全部善であり、全く善に傾いているならば、善天使から出たしるしである。しかし、もし引き起こされた考えの経路において、悪いもの、横道にそらすものとなったり、あるいは、魂が前に実行しようと決心し続けていたものよりも劣ったものとなったり、魂が以前に保持していた平安・平静さ・安らぎを奪い去りながら、魂を弱め、不安にし、混乱させたりするならば、それは、われわれの霊的な益と永遠の救いの敵である悪霊から出たものであることの明かなしるしである。

これは、良き人については、悪霊が、「このようなよい結果をもたらすものですから、これをおやりなさい」と誘惑することに対する注意。